宙に浮く名画!?こんな美術館見た事ない! 「奇跡の美術館」と言われるサンパウロ美術館


サンパウロ美術館

(美術館の外観が描かれている作品)

アシス・シャトーブリアンとう実業家のコレクションが展示されており、正式名称は「サンパウロ・アシス・シャトーブリアン美術館」と言います。

 

この美術館はヨーロッパやアメリカ以外の美術館の中では、非常に優れたコレクションを持っているため「奇跡の美術館」とも言われています。

コレクションの内容は中世・ルネッサンス・バロック・オランダ、スペインなどの作品・印象派・近代と、本当に充実しています。

 

 

 

展示フロアに上がると、驚きの光景が広がっています。

柱を設けていない展示空間。

そして・・・絵画作品が宙に浮いて見えませんか?

 

 

 

実はこれ、ガラスパネルに作品を掛けているので浮いているように見えるのです。

 

よく見ると、他の美術館とは違い、キャプションが全て「後ろ」にあります。

最初は絵画作品の景観のためかと思いましたが、立体作品も後ろにキャプションが設置されているのです。

 

 

しばらく鑑賞しているうちに、あることに気が付きました。

 

大きな美術館では、人が作品の前で溢れ、気持ちよく鑑賞できないことは多々あります。(※下の写真はアムステルダム国立美術館のようす。)

 

 

しかしこの美術館では、作品を鑑賞したい人は正面から、キャプションを見て学びたい人は後ろから見る事ができ、作品の正面にいる人数を少なくすることができます。

 

いくつかの美術館で経験したことですが・・・

「団体客が押し寄せ、作品を鑑賞せずに、作品に背を向け自撮りする」

という光景を何度も見てきました。

せっかくの名画も落ち着いて見ることができないのは悲しいことです。

 

この美術館のように「気軽に気持ちよく鑑賞できる」というのは、美術館においてとても重要なことだと感じます。

 

 

 

「作品の裏側を見れる」とういこともおもしろいものでした。

キャンバスの生地や作家が手に取っていた木枠など、普段見られないような札や印なども見る事ができ、また作品の「古さ」なども見る事ができたことは貴重な体験でした。

 

 

こうして作品の「後ろから感じる」ことは、なかなかありませんね。

 

 

さらに、このフロアは柱を持たないので、作品と作品の間から、奥の作品が見えてきます。

「時間のない」方や「自分の知っている作品だけ見たい」とうい方にとっては、たの美術館と違って、どこに見たい作品があるのかわかりやすく、ここもまた「見やすいポイント」として、良い美術館としての役割を担っているのかと思います。

 

のんびり鑑賞していると、色彩やタッチ、作品の裏などから、画家の息づかいまで聞こえてきそうな気がします。

 

 

 

3階の常設展以外も、ブラジル出身アーティストの作品などが展示されているスペースやショップ・カフェなどもあり、長くいても楽しく過ごすことができます。

(地下の展示スペースもまた面白い展示方法でした)

 

 

入場料は少しかかってしまいますが、気軽に気持ちよく、また楽しく見れるという意味で非常に印象的な美術館でした。

 

サンパウロへ行かれる際は是非行ってみてください!


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