「ボルドーワイン」
ワイン好きなら反応してしまう言葉ではないでしょうか。
ここフランスの南西部、ボルドー地区は過去の歴史で何度もフランス政府が置かれ場所(一時的に)で、街並は美しく、高貴な雰囲気が漂っています。
そして、ワインの生産に適したテロワール(水はけが良く、水分量がちょっと少なめでぶどうの育ちが遅いことが良く、タンニンが繊細でなめらかになる特徴がありあます)の土地を広大に所有しており、世界的なワインの生産地として知られています。
そのボルドーで世界的なワイン祭りがあるということで参加してみることにしました。(正確には、ボルドーとアキテーヌ地方で隔年で開催されている)
まず最初に向かったのは、滞在時(6月下旬)より3週間前にオープンしたというワイン博物館。
(近くまでトラムが走っているので便利です)
中に入るとレセプションの横にショップがあります。
ボルドーで取れたぶどうを使用したワインやロゼ、グッズや書籍など、ワイン関連のものを販売しています。展示もオシャレ!
使用しなくなったワイン樽の椅子。これほしいですね。
メインの場内の前に、おもしろしブースがあったのでご紹介。
まだ開館したばかりのワイン博物館。計画から着工、完成までの様子を展示しているのですが、ただの記録ではなく、写真家による表現となっており、見応えのあるブースでした。
(日本語の解説もありますよ!)
(意外と広いブース。もはや個展といった雰囲気。)
(模型も置かれており、子どもでも楽しめそう!)
建設途中の建物の美しさはもちろんですが、季節の移り変わりや「建物を建てる」といった中にある人間模様の美しさも表現されており、新しい感覚に浸りました。(作者の日記などもあり、写真と合わせて鑑賞すると感情移入してします。)
こうした美しさを体感できたことに、メイン会場に入る前から「来てよかった」と思います。
さて、メイン会場に入ってみましょう。 音声ガイドも入場料に含まれています。
日本語があるのでありがたいですね!
まず出迎えてくれるのは、世界のワインの産地の紹介映像です。素晴らしい映像に、一緒に空を飛びながら旅行している気分になります。
その映像に富士山が映りました!
「世界のワインの産地」に、山梨県が認められているようです。富士山のふもとには良質なテロワールがあるのだとか。
それにしても、こうして紹介されるのは嬉しくなりますね。
こりらは各産地の農家を直接取材し、それぞれの地形の特徴からぶどうの特徴まで様々なことを学ぶことができます。
こうした紹介の仕方は、農家の想いやブランドとしてのラグジュアリーを保ち、また消費者にとってっても、選び方や好みを考えるきっかけになります。
他にもある、「楽しく学べる」仕組みが盛りだくさんの展示に引き込まれていきます。
匂いを嗅ぐだけでも真剣になっちゃいます!
こちらはワインに関連するものの紹介。ただのお酒では収まらない活躍ぶりです!
初心者から上級者まで楽しめるワイン博物館。
気付けは入場から5時間弱経っており、閉館の時間が迫ったので最後は急ぎ足になってしまいました。
最後に駆けつけたテイスティング会場。ボルドーの景色とともに楽しくワインをいただくことができます。
日本語を話せる方(ハーフの方)もおり、気分に会わせてオススメのワインを、優しく丁寧に紹介してくださいます。
ワインのことを勉強したので、ワイン祭りに参加してみましょう。
主なイベントとしては
・ワインのテイスティングパビリオン(街の中心の川沿い2kmにわたってテイスティング会場が設置されます。80種あるワイン(ロゼ等含む)の中から開催期間4日のうち、13種のワインをテイスティングできます)
・ワインスクール(ボルドー・ワイン産業評議会による勉強会で、参加したメンバーで楽しく学ぶことができます!オススメ!)
・音と映像のスペクタクル(今回は行けていませんが、非常に大人気で、その後には花火大会も開催期間中毎晩行われます)
・グルメ屋台(ボルドー、アキーヌ地域の特産物やチーズ、生ハム、ソーセージなど、ワインのテイスティングに合わせてつまみたいものが盛りだくさん!)
その他、ミュージックフェスティバルや野外映画、直接ぶどう畑やシャトーを回るツアーなどがあるようです。
ちなみに、私がボルドーを訪れた際はEURO2016も開催されており、街中お祭り騒ぎでした。(EURO2016の記事はこちら)
テイスティング会場。
昼は暑いので2、3杯飲むと酔っぱらってしまいそうです。
ちなみに、涼しい夜の方が人が多いです。
ゆっくり楽しみたい方は昼がおすすめ。
歩いているだけでもいろんなイベントやブースがあっておもしろいですね!
(アーティストによるパフォーマンス)
(南国を感じさせるエリア)
(トイレの目隠しはワイン樽)
(会場付近に停泊している豪華客船も)
(ワインに関連したゲームも楽しめます)
何やらおもしろそうなブースがあったので入ってみることに(最後に日本語でメーッセージを書いてみました)。
ここは「ワイン×音楽」を提案しているブースでした。聴覚を刺激しながら味覚を楽しみます。
(赤い袋はワイングラス入れ。入場券を買うとマイグラスとして支給され、これでテイスティングを行います)
雑貨やグッズなど、買い物も楽しめるのも魅力の一つですね。
このワイン樽の椅子もほしいですね〜
こんなところで、ワイン片手にの〜んびり。
(グルメを楽しむこともお忘れなく! 入場料とは別なので私は…。)
さて、テイスティングブースです。
ワインの説明やオススメなどはソムリエの方に聞くと丁寧に教えてくれます。
あとはお好みで歩いてお好きな味、ブランドを見つけてください!
こちらはワインスクール会場。
講義というより、ワイワイと楽しく質問にも答える「参加型」。楽しめます!
この日はソービニオンとメルローの品種を比較し、アッサンブラージュの実験をするというもの。
今までソービニヨンの辛口が美味しいと感じていましたが、実験の結果メルローの柔らかさがとても良く感じました。「でも沖縄料理は味が濃いものが多いからソービニヨンなのかな〜」なんて考えるきっかけとなり、ワインの面白さを体験できます。
ご一緒した方々。すでに知識が豊富な方もいれば、学びに(楽しみに)来ている方など、目的はそれぞれ。国籍も様々で楽しめます!
2kmの道を歩いていると、何やらパレードが。今回参加している地域の方々が参加しているそうです。
その中に日本の国旗を発見しました!
話しかけると「東京から来ました〜!」と答えてくれました。
他にも面白そうなブース、イベントがあるので楽しみ方はみなさん次第!
体内のアルコール濃度を計るブース。これが結構人気!
飲酒運転はいけませんよ!
ワインの楽しみ方もみなさん次第。
見応え十分の会場。4日間の期間中、いつでも入場できるのがありがたいですね!
ワインについてのんびり学ぶことができ、楽しむことがでるボルドーワイン祭り。是非楽しんでください。
写真すごくきれい
少しづつ読んで日々の忙しさから
癒されようと思います
こんな素敵な世界を教えてくれてありがとう