バラの国ブルガリアで出逢った姉妹はバラのようだった 「思いやり」がもたらすヘイトスピーチ無き世の中へ


日本人がブルガリアと聞いて、まず思い浮かべるのはヨーグルトでしょう。

 

ブルガリアはその他にも、バラの生産地として有名でもあり「バラ祭り」の時期はホテルが取れないほどの人気ぶりです。

バラに関しては、「バラの谷」として知られるカザンラクが人気ですが、首都のソフィアでも自然に咲いているキレイなバラを見ることが出来ます。IMG_3401

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IMG_3556見えにくいですが、線路の両脇にも咲いています。

 

 

そんなブルガリアで出逢った姉妹。

ソフィアからルーマニアの首都ブカレストに向かう途中でした。ビクトリアさんとその妹さん。

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とある駅から慌ただしく乗ってきた彼女たち。最初はお互い様子をみるような感じでいましたが、ビクトリアさんが興味を持って話しかけてくれました。(それを見てびっくりする妹さん)

 

緊張をほぐすために、妹さんに目で合図を送り、食べていたクッキーを私に一つあげるよう伝えていました。

妹さんはちょっとビクビクしていましたが、姉の言うことはおとなしく聞くいい子で、クッキーの袋を私にスッと近づけました。

 

どうやら親戚に会いに行くためにルーマニアとの国境の街に行くとのこと。お互いいろいろと話していると、

「ブルガリア、どうだった?」

と聞かれました。

 

(そう言えば短い滞在期間中、ブルガリア人とまともに会話をしていないことに気がついた。)

 

「良かったよ。人も優しかった」と、とっさに答えました。

(なざなら彼女たちが優しかったからである。彼女たちが今の自分にとって「ブルガリア代表」なのであった)

 

すると

「そう?笑顔もないし、あんまりいいと思わないけどなー」と言って自国に自信を持てないでいる表情でした。

 

どう反応していいかわからないままいると、彼女から話題を変えてくれました。(やっぱり優しいではないか)

 

クッキーをいただいたお礼に、リュックに入れていた折り鶴をプレゼントすると「お姉ちゃん!見て!」という表情をしてとても喜んでくれました。

 

彼女たちのおかげで、長い電車の旅を清々しい気持ちで過ごすことができました。

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旅をしていると、一人で生きて行くのは難しく、たくさんの人に助けていただいているのだと強く感じます。

 

もちろん人それぞれ、文化もそれぞれであり、嫌な気分になることだってあります。

 

悪い事に関しては、一つの出来事で全ての人々がそうであるかのように感じていまいがちです。

偏見や気付かないうちにレッテルを貼ってしまうことは誰にでも経験があることだと思います。そこで怖いのは「経験」をしていないのに、ある一定の文字情報だけで偏見をもってしまうことです。

グローバルな社会において、スマートフォンで簡単に世界の情報が入ってくる時だからこそ、文字情報だけでなく「心」で感じる情報を得ることが重要になってくると感じています。

 

遠くへ行かなくとも、「人と出会うことや、自国・他国共に興味を持つ旅」に出ることで「思いやり」を感じることに繋がります。

 

そして「思いやり」が「理解」につながり、憎悪を煽ると言われているヘイトスピーチで傷つくことが減って行くのではないかと感じました。

 

 

 

 

人間は弱い生き物。自分が生き残るための「トゲ」を持っています。

しかし同時に、必ず理解し合えるつぼみを持っているはずです。「思いやり」の水をもらい、そして与えることで、より多くの心地よい空間を共有できると信じています。

 

異国の人で面識もない私に対して、優しく思いやりを与えてくれた、彼女たちが示してくれたように。

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