ブダペストはもともと、ドナウ川を挟んで東側にペスト、西川にブダとオーブダという都市がありました。そこが統一し、今のブダペストになっています。
ペストに比べ、ブダは丘がある地形となっています。
こちらがペスト こちらがブダ
そしてドナウ川を見下ろしている位置に建っている聖堂がマーチャーシュ聖堂です。
ペスト側から撮影。
この地は歴史的にたくさんの争いがありました。
1241年にはモンゴルの襲来もありました。ハプスブルク家、ハンガリー王国にとって重要な聖堂でしたが、オスマン帝国の支配時に、この聖堂はモスクに変えられたという歴史もあります。
そんな激動のブダペストに残るこの聖堂、修復を経て建設当初のゴシック様式を取り戻しています。
そして、私個人としてはとても気に入って見とれていたこの瓦屋根、修復後に大論争を呼んだようです。
ハンガリーの代表的な漆器メーカー、ジョルナイ製のダイヤモンド模様の瓦屋根。
パイプが水色なのもオシャレ!と思って見ていましたが、歴史を知っている地元の人は様々な思いがあるのでしょうか。
歴史を「残す」「繋げる」って簡単ではないですね。